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【  2014年01月  】 

まぼろしのコンプラ瓶

忘れえぬ光景

2014.01.31 (Fri)

 飴釉の陶製コンプラ瓶30代半ば、やっと一人前になった頃、クラスに同じ離島から来た生徒が二人いた。保護者は、漁業を中心に半農半漁で生業を立てていた。それからしばらくして大きな橋が架かり、陸続きになったので離島とは言えなくなった。毎年6月には三者面談というのがあり、同僚のふるさとでもあったので、同僚の帰省を兼ねて一泊の出張面談会(他にも数人生徒がいて教育懇談会となった)を企画した。時間節約のために往路...全文を読む

『馬蝗絆』 

やきもの

2014.01.30 (Thu)

 青磁茶碗 銘『馬蝗絆』重文東京国立博物館所蔵の「馬蝗絆」青磁の茶碗がひび割れた事で、中国に同じものを注文したら、このような名品は造れないと、鎹(かすがい)で止めて送り返してきたものらしい。現代のように瞬間接着剤もない時代、この鎹で止める技術と言うのが素晴らしい。日本では金継と言う高額な技術があるが、この鎹で止めるのも凄い技術だと思う。この止め方は、張芸謀監督の映画「初恋の来た道」で観たことがある。...全文を読む

いとおしき「かすがい繕い」

書画・骨董

2014.01.29 (Wed)

 いとおしき古陶磁この寒い冬空に、あまり外出することはないのだが、焼き締め製品を入荷したというネットの案内を見て近くに出かけてみた。目的の品はなかったが、9店舗ほどある他のテナントを覗いていたら、2,30年前のガラス工芸品や幕末以降の古皿をならべた出店の骨董屋があったので入ってみた。骨董品にはほとんど興味を無くしていたが、ひさしぶりに(十数年ぶりに)心が躍った。慣性(ならいせい)とは不思議なものであ...全文を読む

棟方志功 女人讃歌

書画・骨董

2014.01.28 (Tue)

 『女人讃歌 棟方志功展』棟方 志功(むなかた しこう、1903年(明治36年)9月5日 - 1975年(昭和50年)9月13日)は日本人の板画家。青森県出身。20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人。 1942年(昭和17年)以降、彼は版画を「板画」と称し、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けた。1903年(明治36年)、刀鍛冶職人である棟方幸吉とさだの三男として生まれる。豪雪地帯出身のため、囲炉裏の煤で眼を病み、以来極度の近...全文を読む

Emile Galle & Daum Nancy

書画・骨董

2014.01.27 (Mon)

 天才ガラス工芸家 ガレ & ドーム兄弟西洋アンティークの中で、ひときわ光を放ち、賞玩に値するのはガレである。エミール・ガレは1846年、フランスの古都ナンシーの高級ガラス・陶器企画・卸商の長男として生まれた。 21歳頃からデザイナーとしての仕事を始めると、彼の才能は花開き次々と新しい技法を開発し、ガラスのみでなく広く家具・陶器や庭園まで手掛けた。 植物への造詣も深く園芸家として数々の著書も残している。その知...全文を読む

「馬」のやきもの

やきもの

2014.01.26 (Sun)

 今年の干支「馬」 肥前のやきもの九州陶磁文化館で開催された新春展示会を観てきた。馬は農耕、運搬、移動に役立つ家畜として、むかしの日本では身近な存在だった。 財産ともなる馬が群れをなす様子は、それだけでも富をイメージする文様である。ギリシャ神話に登場する半身半馬のケンタロウスが描かれているものなど、 ケンタウロス族とラピテス人が戦うようすなどが題材となることがあり、これも荒々しい棍棒を振り上げて戦って...全文を読む

実践なき思考は画餅

教育評論

2014.01.25 (Sat)

 『モラトリアム人間の時代』 小此木圭吾著(中公文庫、1981)モラトリアム(moratorium)とは、本来は、支払猶予のことで、天災、恐慌などの際に起こる金融の混乱を抑えるため、手形の決済、預金の払い戻しなどを一時的に猶予する事であるが、学生など、社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指す用語になった。心理学者エリク・H・エリクソンによって心理学に導入された概念で、大人になっても社会的義務や責任...全文を読む

宝瓶

やきもの

2014.01.24 (Fri)

 急須急須(きゅうす)は、茶を注ぐ際に使用される道具。乾燥させた茶葉を入れ、湯を注いで茶葉が開くのを待ち、傾けて茶水を茶碗などに注ぐ。日本の急須は薬缶(やかん)と異なり、直接火に掛けないのが特徴である。 または、ティーポット(英: Teapot)ととも呼ばれる。 中国で発明され、茶を飲む習慣がある文化圏、とりわけアジアでは古くから使用されている。日本では江戸後期に上方より江戸に伝わった。当時は「きびしょ」と呼...全文を読む

新春の消息 

余白の人生

2014.01.23 (Thu)

 新春の慶事消息茶道の掛物 茶の湯第一の道具、掛物。 特に禅僧の墨蹟からはじまる書の掛物は、時代とともに一行物、歌切を中心とする古筆切、茶にゆかりの人物の消息切など、その世界を豊かな鑑賞世界に変えてゆく。消息消息は平安時代の文書より軽い内容の私信(状)をさしたが、戦国時代から手紙雅称、特に貴人の手紙をさすようになった。茶の湯では、紹鴎、利休をはじめとする名高い茶人の消息が最も喜ばれる。比較的気楽に、...全文を読む

桶狭間の合戦  真相は藪の中

雑学曼陀羅

2014.01.22 (Wed)

 桶狭間の合戦織田信長は、日本人にはない統率力、決断力、諜報収集能力、経済発展能力、をもつ天才である。自分の発想しか信じず、時代の常識を打ち破れない無能な人間を嫌い、四面楚歌、孤独の中で闘った。非凡な才能なるがゆえに、人道、徳義、憐憫の感情を捨てて、ただひたすら獣のごとく己のテリトリーを護り拡大することに生き甲斐を持った。自分を神格化し、叡山の焼き討ちでは、女色に耽り、武装して己に刃向かう僧侶たちを...全文を読む

歴史の方程式 満州事変

忘れえぬ光景

2014.01.21 (Tue)

  満州事変 2012年9月18日、中国各地で大規模な反日デモが発生した。都市部では暴動にまで発展したが、すべて想定内。というのも、「9月18日」は中国にとって特別の日なのである。つまり、「満州事変・日本侵略記念日」。 1931年9月18日、満州の柳条湖(りゅうじょうこ)付近で、日本の南満州鉄道が爆破された。関東軍はこれを中国軍の犯行と発表したが、じつは、関東軍の自作自演だった。その後、関東軍は満州で軍事行動を展開...全文を読む

「張り扇史観」

文学・芸術

2014.01.20 (Mon)

 司馬遼太郎の「張り扇史観」若い頃、職場の休憩室に職員で出資した図書の書棚があって、当時人気があった司馬遼太郎の文庫本が相当数あって、時間をかけて全部読んだことがある。学生時代は、論文やらかたい原書、青春のあそびで忙しく大衆小説を手にする時間がなかったので、ひまひまに読み出したら、漫画本のようにたのしく、食べ出したら止められないカッパエビセンのように病みつきになってしまった。書棚になかった作品は自分...全文を読む

無神論者の苦笑い

時事評論

2014.01.19 (Sun)

 聖書に「フィクション」のラベル貼って“大問題”…不買運動も、ネット上では“神学論争”に発展2014.1.13 07:00 米国で大型量販店が聖書を「フィクション」(架空の物語)に分類して販売し、クレームを受けて謝罪するという騒動があった。店側は単なるミスだったとしているが、ネット上では賛否入り乱れてのちょっとした神学論争に発展した。写真を掲示して火をつけた牧師自身も戸惑いを隠せない様子だ。聖書は1500円のフィクショ...全文を読む

日本礼讃

時事評論

2014.01.18 (Sat)

 外国人も驚く、日本が世界に誇れる5つの美点 日本は、まるで現代技術の周りを古き伝統が回っている万華鏡のような魅惑的な国だ。この国には、創造力、奇抜なファッション、古風な美しさ、効率的な事業、そして目もくらむファンタジーがある。日本は、全く予想もしない方法で五感を満足させてくれる場所だ。今回は、私が日本を訪問した際に驚かされた点を紹介する。(CNN)物価は高いが、手頃な価格のサービスや製品も 私の日...全文を読む

視テ知リソ 知リテナ視ソ

忘れえぬ光景

2014.01.17 (Fri)

  「用の美」 柳宗悦 柳宗悦が何を主張しつづけたかは、一言では説明しがたいが、その底辺には「民衆の美」というものがある。ただし、これを雑器や雑具や民具のなにもかもがいいというだけなら、あまりにも民衆に対して放縦でありすぎる。そこで柳はそこに何かがひそんでいるはずだということを発見するための旅に向かっていく。柳自身はそれを「密意」と言った。  またさらに奥へ密意をたずねていくと、そこはもう農民や職人...全文を読む

無用の用 老子

忘れえぬ光景

2014.01.16 (Thu)

 世の中に役に立たないものは無い「老子道徳経」11章 無用の用【書き下し文 】三十輻(ぷく)一轂(こく)を共にす。某の無に当たりて、車の用あり。埴(しよく)を埏(こ)ね、以て器を為(つく)る。某の無に当たりて器の用あり。戸牖(こゆう)を鑿(うが)ちて、以て室を為る。某の無に当たりて、室の用あり。故に有の以て利をなすは、無の以て用をなせばなり。世の中には、一見して無用と見えるものがたくさんある。「うどの...全文を読む

無意味な幸福論

余白の人生

2014.01.15 (Wed)

 自分は幸せかどうか?           幸せの定義、というのは難しい。自分が本当に幸せかどうかは、どうやって知ればいいのだろう? そのために、こんな喩えをしてみたい。 あるレストランへ入ったとしよう。もしもそのレストランが、ハンバーガーや焼きそばといったジャンクフードしかないと思い、それだけを食べて、それなりに満足していたとする。 彼は自分を幸せだと思うかもしれない。だが、よく調べてみると、この...全文を読む

美とはなにか?

文学・芸術

2014.01.14 (Tue)

 こだわりなく生きる  20100903(アーカイブス2010より)美のとらえ方は千差万別だ。人の数だけ美の世界はある。人の数だけ正しい主張がある(西行法師)と思えば目くじらを立てることもあるまい。秘すれば花、枯淡の美、余白の美、幽玄は東洋的概念だ。権勢を誇示する王宮・寺院、肉体のエロスを表現するギリシャの彫刻美、雄大で悠久の大自然の造形美、派手でギラギラした目のやり場のない現代アート、コンピュータグラフィック...全文を読む

優しき言葉

忘れえぬ光景

2014.01.13 (Mon)

  優 し き 言 葉 激しい言葉は怒りを呼び、やさしい言葉は骨まで溶かす。(ギリシャ正教 教典)             優しい言葉、思いやりの言葉、美しい言葉が、日本語から遠ざかっていく。 科学技術が発達し、高度情報化が進むにつれて、この傾向が強くなるようである。半世紀前に登場したテレビを皮切りに、パソコン、インターネット、eメール、ケータイ等、文明の利器...全文を読む

天翔ける馬

忘れえぬ光景

2014.01.12 (Sun)

 天 翔 け る 馬            二00二年の幕開けである。二十一世紀は、「グローバリゼーション」の世紀である。 おそらく、人、もの、文化、言語そして民族を隔てる壁が崩れ、「日本人」というアイデンティティーが、グローバル化の激しい渦に巻き込まれるのは必至である。 生まれ育った国の伝統や文化に愛着を抱くことは、人間の本能に基づく当然の感情である...全文を読む

夢と希望をなくした國

余白の人生

2014.01.11 (Sat)

 希望という名の若者イシコロ 先生あけましておめでとうございます。先生の考えさせられるブログをいつも拝見しております。私は、日本人として、昨年秋より本学に入学したネパール人学生達の誠実さにいつも教えられています。彼らは、拙い日本語しか話せない自分達を雇ってくれた長与のヤマト運輸の支店長に感謝し、1か月の間でしたが、毎朝3時30分に起床しシャワーを浴びて、40分をかけ自転車で松山町の男子寮から5時の始...全文を読む

秋山図(芥川龍之介)の芸術観

文学・芸術

2014.01.10 (Fri)

 秋山図(芥川龍之介作)の芸術観   大正九年十二月発表の芥川龍之介作の秋山図であるが、 これは惲南田(1633~1690)による「記秋山図始末」を原典としている。 しかし芥川は直接この原典に依ったものではなく、実は今関寿麿による書き下し文であった。これは芥川の蔵書で確認されている。 ともかくこの「記秋山図始末」の書き下し文の翻訳でしかない、とは発表直後から揶揄めいた批判もされていた。 中野重治氏が1943年に述...全文を読む

惲南田 詩書画三絶

書画・骨董

2014.01.09 (Thu)

 惲寿平惲 寿平(うん じゅへい、Yun Shouping、崇禎 6年(1633年) - 康熙29年(1690年)は中国清代初めの文人画家・書家。清初六大家の四王呉惲の一人。 初名は格だったが、後に字の寿平が名前のように通用したので別に字を正叔とした。 号は南田・東園生・白雲外史・雪渓外史など。日本では惲南田と称されることが多い。 江蘇毘陵(現・常州市武進区)の人。 惲一族は明代には毘陵の名家であったが、清軍によって多くの同族を殺...全文を読む

マトリックス

文学・芸術

2014.01.08 (Wed)

 地球の迷惑な悪性ウイルス昨夜、映画「マトリックス」を観た。かって、マイブログに掲載した内容と同様なシナリオがあり、この地球上の醜い争いに嫌気がさした人たちがいるものだと嬉しくなった。映画の中で、人類を「増殖する地球の迷惑なガン細胞」と表現していた。この似たような地球俯瞰的宇宙史観は、どなたも考えておられることだろうが、あまりにも荒唐無稽で人に話すのは気が引けるのだろう。量子力学的見地に立てば、人類...全文を読む

「石くびり」 琉球民謡

忘れえぬ光景

2014.01.07 (Tue)

 イシコロの沖縄民謡 愛唱歌集沖縄民謡は、なぜかわたしの心に響く。本土の日本語の発音、音階が未完成のままであることが、母の、祖母の子守歌のように切なく哀愁を帯びている。現役時代、出張で何度も沖縄を訪れたが、どの歌よりもわたしの心をとらえて離さなかったのは次の2曲だ。二日間、宿泊ホテルのすぐ傍の居酒屋に通い、遅くまで指南頂き、歌えるようになったのが「石くびり」だった。八重山出身の店主から「伊良部ウミヘ...全文を読む

陰徳

時事評論

2014.01.06 (Mon)

 カンフーの技を披露する山本千尋さん。国際アクション女優を目指している=神戸市中央区【高校サッカー】星稜、5発!本田先輩、勝ちました「すごい寄付」効果でチーム最多大量消費社会のなかで喧伝される、メディア十八番(おはこ)の馬鹿騒ぎ、悲惨、不快なニュース。3S(Sports,Sex,Screen)を強いられ踊らされるそんな中で、これだけは眼にとまった。サッカーに興味はないが、富の分配を忘れない行為は、いつの時代も美しい。...全文を読む

蔓延する脱日常の倒錯世界

時事評論

2014.01.05 (Sun)

 日本人には分からない大麻の世界これからの世界はどう変わっていくのだろうか?喫煙、アルコール、カフェイン、ギャンブル、スマホ、パソコン、ゲーム中毒だけでも困っている人が多いというのに。もっと強力な快楽・陶酔作用がある大麻が世界中で解禁され合法化されていくと言う。大儲けをして嗤いが止まらないのは、マフィア、暴力団が姿を変えた影武者ばかりだ。欲望や快楽の飽くなき追求は、薬物のみならず、身の破滅しかないだ...全文を読む

老人六歌仙 仙崖

文学・芸術

2014.01.04 (Sat)

 老人六歌仙しわがよる ほくろができる 腰曲がる頭がはげる ひげ白くなる手は震う 足はよろつく歯は抜ける 耳は聞こえず目は疎くなる見に添うは 頭巾襟巻双眼鏡 たんぽ おんじゃくしゅびん 孫の手聞きたがる 死にともがなる 淋しがる出しゃばりたがる 世話焼きたがるくどくなる 気短になる 愚痴になる心がひがむ 欲深くなるまたしても 同じ話に 子を誉める 達者自慢に人は嫌がる仙厓仙崖義梵のプロフィール 1750...全文を読む

結び柳 新春茶事

余白の人生

2014.01.03 (Fri)

  結び柳 数年前、職場の学生に華道を教えに来ている生け花の先生から「雲龍柳」を一枝(條)頂いて挿し木をしておいた。わたしの雅号が「柳條」で「始め黄葉の落つるを歎(なげ)き、また柳條の青きを見る」という詩句から戴いたものである。柳の成長は早く、見る見るうちに数年で幹根廻り7cmの大きさに成長した。梢は屋根のトイの高さをはるかに超えた。春夏秋冬、毎日ベランダに出ては移ろう色彩、真珠玉のようにきらきらと...全文を読む

四君子で迎春

書画・骨董

2014.01.02 (Thu)

 鉄翁 四君子図歳寒三友(松竹梅)図歳寒三友(さいかんのさんゆう)は、宋代より始まった、中国の文人画で好まれる画題のひとつであり、具体的には松・竹・梅の三つをさす。三つ一緒に描かれることも多いが、単体でも好んで描かれる。日本では「松竹梅(しょうちくばい)」と呼ばれる。 松と竹は寒中にも色褪せず、また梅は寒中に花開く。これらは「清廉潔白・節操」という、文人の理想を表現したものと認識された。日本に伝わった...全文を読む

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