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【  2015年09月  】 

権力のベクトル

時事評論

2015.09.30 (Wed)

   権力作用論 暴力的悪としての権力 長いあいだ権力に関する議論を支配してきたマルクス主義的権力観にはふたつの前提事項があった。第一に「権力イコール悪者/民衆イコール正義」の善悪図式、第二に「権力イコール暴力」図式である。 しかし、ときには権力が正義であり、民衆が悪者である可能性もあるわけで、それは見る人の位置によってさまざまでありうる。いずれにしても権力論に「正義-悪者」というコードをもちだすこ...全文を読む

サマセット・モーム

文学・芸術

2015.09.29 (Tue)

  サマセット・モーム 光と影の巨匠サマセット・モームについて解説してある文章には、かならずといっていいほど「通俗的な」という形容がついている。それにはおそらくふたつの理由があるだろう。モームが作家として活躍した二十世紀初頭というのは、文学ではプルーストやジョイス、ウルフなどのモダニズムが主流だった時代である。十八世紀半ばから起こった近代小説は、近代市民社会の成立とともに起こった。自分たちと同じ、ど...全文を読む

『幸せ者』 モーム

文学・芸術

2015.09.28 (Mon)

  『幸せ者』 サマセット・モーム 他人の人生にあれこれ口出しすることは、本来、危険を伴うはずなのだが、わたしはこれまで何度となく、政治家や社会改革者、あるいはそれに類する連中が、人びとの礼儀作法や習慣、ものの見方に至るまで、なんとか変えてやろうと虎視眈々、待ちかまえているのを目にしてきて、彼らの自信のほどに舌を巻く思いでいた。 わたしときたら、他人に助言を求められるたび、逡巡せずにはいられない。そ...全文を読む

クラシックカー

雑学曼陀羅

2015.09.27 (Sun)

  仏「レトロモービル」オークション仏ヒストリックカー見本市『レトロモービル』オークションで落札されたクラシックカーを紹介!欧州最大規模のヒストリックカー見本市『レトロモービル』は毎年フランス・パリで開催されるクラシックカーの祭典で、今年40周年を迎える歴史あるイベント。多くの自動車メーカーやパーツショップなどが参加、ヒストリックモデルやオートパーツの展示も多く行われる。イベント期間中に行われるクラシ...全文を読む

絵画の「顔」 美学

文学・芸術

2015.09.26 (Sat)

  絵画の中の「顔」 「顔」は実在するか? ラファエロは「聖女の顔」を描くに際して、「イデア」を用いることを己に課した。彼の描いた女性像はその後のヨーロッパ絵画史において、ボッティチェッリの描いたウェヌスと同じく「女性美」の規範を形成する。反アカデミズムであったルノワールですら、イタリアでラファエロの女性像を目の当たりにしてその重要性を思い知らされたという。ラファエロは友人バルダッサーレ・カスティリ...全文を読む

策士策に溺れる ?

時事評論

2015.09.25 (Fri)

  「策を弄して策に溺れる」?  トヨタ章男社長、好き嫌い人事横行で大波乱  邪魔者は放逐、質実剛健謳うも派手な露出好き 国内自動車部品最大手のデンソーが2月3日に突如発表した社長交代が、トヨタ自動車グループ内で大きな波紋を呼んでいる。本命視されていた鹿村秋男副社長(60)ではなく、14人抜きで有馬浩二専務役員(56)が大抜擢されたからだ。トヨタの豊田章男社長(58)の「もっと若返らせろ」の鶴の一声で予定して...全文を読む

チョコは危険な食品

雑学曼陀羅

2015.09.24 (Thu)

  チョコは危険な食品 毎年、2月14日はバレンタインデーと呼ばれ、世界的に男女が愛を誓う日とされています。しかし、女性から男性にチョコレートをプレゼントする習慣があるのは、実は日本と韓国だけといわれています。この習慣は主に製菓業界、中でも大手菓子メーカーのロッテによって広められたといわれています。 日韓の両国民は、同社をはじめとした製菓業界の販売戦略に乗せられていることに気づくべきでしょう。そして、...全文を読む

『こころの子育て』

教育評論

2015.09.23 (Wed)

  『こころの子育て』 河合隼雄 物が豊かになれば人生は楽になるはずだ・・・日本人はみんなが長い間、そう思ってがんばってきたんですね。だけどそんなことはない、人生はむしろそれだけ難しくなるんです。どうしてかというと、物が豊かになった分だけこころを使わないといけないからです。それなのに豊かになると、どうしても物事を安易に物やお金で解決しようとして、こころを使うことを忘れる。そこをちょっとサボッてしまう...全文を読む

セノイ族の夢

教育評論

2015.09.22 (Tue)

  セノイ族の夢分析 夢の連続性とか、夢を生きるなどというとまったく馬鹿げたことだと思う人に対しては、人類学者スチュアートが発表した、マレー半島に住むセノイ族の夢分析の方法について、少し触れておきたい。 セノイ族は少なくとも数世紀にわたって、警察、監獄、精神病院の類を一切必要とせず、すべての成員が平和に暮らしてきた、きわめて珍しい部族である。この部族の 生き方を長年にわたって丹念に調査した人類学者ス...全文を読む

同窓会 川柳

余白の人生

2015.09.21 (Mon)

  同窓会 川柳昨日、中学校の同窓会に出席した。この齢では、心ときめくことも少ない。久々になつかしくリフレッシュした。やはり、呼び捨てで話ができるのはいい。ふしぎな安息感と充実感がある。同窓会川柳を引っ張って貼り付けてみた。 • 妻亡くし はじめて顔出す 人もいた • 同窓会 扉開けたら 敬老会 • ときめいて 少しずつ寄る 君の横 • 同窓会 脂肪とシワの 隠し合い • 眼の奥に おもかげ探す 同窓会 • 「好き...全文を読む

ハーバード大学

教育評論

2015.09.20 (Sun)

  ハーバード大学、教授と学生の性的関係を「禁止」 米国の一流大学の一つ、ハーバード大学(Harvard University)は先ごろ、学内のセクハラに関する方針の見直しを実施し、教授に対し、学生と性的な関係を持ってはならないと通知した。 見直しを行った同大学の委員会によると教授らは、担当の教員や指導教員であるかどうかにかかわらず、学生と「恋愛関係または性的関係」を持つことが禁じられる。学部生にも大学院生にも禁止は...全文を読む

アスペルガー症候群

時事評論

2015.09.19 (Sat)

  「プーチン氏はアスペルガー症候群」 AFPBB News 20150206配信 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領にはアスペルガー症候群(高機能自閉症)があると結論付けた米国防総省の2008年の研究報告書が5日、公表された。これが原因で、危機的状況に直面したプーチン氏は「極度の自制」を要するとしている。 同省の内部シンクタンク、総合評価局(Office of Net Assessment)がまとめたこの報告書は、プーチン...全文を読む

悲喜の相対性原理

雑学曼陀羅

2015.09.18 (Fri)

  果てしなき欲望は比較から今に在るものを見ずに、今に無いものを欲し、苦しみ続けていた事柄を振り返ると、突き付けられた言葉は、時に凶器かのように身と心を痛めるが、それは何処かで「それが真実だ」と分かっているからなのだろう。終わりなき“欲望の”旅。下を見ては嘲笑い、上を見ては嫉妬に狂う。じぶんの絶対性を信じる強靱な人はほとんどいない。人と比較することで悲劇が生じるのだ。この相対性が永遠に続く限り、それは...全文を読む

終わりなき日常

余白の人生

2015.09.17 (Thu)

  終わりなき欲望人間の欲望は、とどまることを知らない。叩いても隠しても抑えても湧き上がってくる欲望欲望に善も悪もない欲望に美も醜もないたとえそれが身を滅ぼすことになっても・・・ ラブホテル・プロジェクト ラブホテル・プロジェクトとは、ヒグチケイコが1999年より進めている、小説、写真、映像、パフォーマンス作品など、多面的なアプローチで五感に通じる快感を問う試みだ。このプロジェクトの全貌は「性または生の...全文を読む

「終わった人」

余白の人生

2015.09.16 (Wed)

  「終わった人」元横綱審議委員の内館牧子さんは、現在、四国新聞連載小説に「終わった人」を寄稿しているそうだ。「終わった人」は、大手銀行で仕事一筋に生きてきたものの出世コースから外れ、子会社の役員で定年を迎えた男が生きがいを求め、居場所を探して惑い、あがく姿を描いた作品。 主人公田代壮介は、大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そこで定年退職を迎えた。仕事一筋だった田代は、生きがいと居場所を...全文を読む

『象徴の設計』

雑学曼陀羅

2015.09.15 (Tue)

  天皇制国家の設計 松本清張に『象徴の設計』と題する作品がある。山県有朋を主人公とするもので、明治時代に陸軍卿、陸軍大臣、参謀本部長という軍の要職と、二度にわたる首相、内務卿・内務大臣という内政の枢要の地位にあったかれが、いかに苦心して天皇制国家体制をつくっていったかを描いたものである。この作品は一八八九年の明治憲法制定迄で、その後の経過は『小説東京帝国大学』に描かれている。  たしかに明治国家は...全文を読む

『エレファントム』

教育評論

2015.09.14 (Mon)

  ライアル・ワトソンの遺作 『エレファントム』1994年にケニアに行った。『ひとりぼっちのケティ』という少女マンガの原作を書く取材のためだった。その取材の際に現地のコーディネーターがライアル・ワトソンについて「あいつはインチキ野郎だ」と言っていた。「なぜ?」と聞いたら、「あいつは撮影のために現実を変えることをなんとも思ってない」と言うのだ。何か自然現象の映像を撮影するとき、あたかも自然に起きたことかの...全文を読む

戦慄の女帝

時事評論

2015.09.13 (Sun)

  「血まみれの女帝」 現代メキシコの闇 刃向かう学生43人は埋められた 20150203配信 自治体トップの妻でありながら、犯罪組織の「女帝」として君臨した女の存在が、メキシコを揺るがしている。「血まみれのファーストレディー」。同国警察が昨年秋に逮捕したメキシコ南部ゲレロ州イグアラの元市長の妻のことをメディアはそう表現した。夫妻は麻薬組織を取り仕切り、43人もの学生の行方不明事件を指示したとされ、関与が疑...全文を読む

「ナディア」

教育評論

2015.09.12 (Sat)

  特殊な才能の芽を摘み取る学校教育 「ナディア」は、サヴァン症候群について触れられた本ならば、必ずと言っていいほど引用される超有名なサヴァンである。 「ナディア」は、三歳にして、ボールペンに興味を示し、線画を描き始めた。その描写は驚異的で、近代絵画の描法を凌駕するくらい、生き生きとした馬や人物を描いた。しかし、自閉症と診断され、言葉はしゃべれない。言葉に関しては、いわゆる「低能児」だった。 「ナデ...全文を読む

『異形の白昼』

雑学曼陀羅

2015.09.11 (Fri)

  『異形の白昼』 人はなぜ異質なもの(人間、光景、食べ物、国、風俗習慣・・・)に心惹かれるのだろう。 おそらくは、お仕着せの型に嵌った、なんの変哲もない日常から抜け出したい願望があるからかもしれない。 生活とは、退屈な日常に耐えること、とわかっているからこそだ。好奇心は侮れない。 小説家の〈ぼく〉は毎年の恒例で長野県のY温泉を訪れた。金仙閣が定宿で、泊まるのは二階の望雲の間と決まっている。書き下ろ...全文を読む

ウイズ・エイジング

余白の人生

2015.09.10 (Thu)

  アンチ・エイジングからウイズ・エイジングへ  「美しく老いる」は、肉食文化、狩猟文化中心の西洋文化には存在し得ない、稲作文化に根ざした東洋文化、日本文化・思想独特の表現である。 ウイズ・エイジングの概念など今更こと上げする必要もないと思うが、アンチ・エイジングに翻弄される米国流金儲けの手段を暴き、対立する用語としては一理あるようだ。 無為自然、栄枯盛衰、会者定離、生老病死が示すように、加齢を防止...全文を読む

鬼は誰か?(2)

文学・芸術

2015.09.09 (Wed)

  鬼とは誰のことか? 20150203さて、こうなってくると鬼とは誰のことかわからなくなってくる。昔噺や神話的な解釈では、高度な科学技術の時代に住む現代人は納得できまい。桃太郎:鬼= A:B の関係を連想ゲームで学生に尋ねたことがある。応えはさまざま。支配者:支配者に刃向かう者勝者・強者:賊軍、敗者・弱者(悪人)大国:植民地、属国、弱小国米英白人至上主義:悪の枢軸国・北朝鮮、イラン資本主義:共産主義NATO連合...全文を読む

鬼は誰か?(1)

文学・芸術

2015.09.08 (Tue)

  鬼とは誰のことか? 20150203 『桃太郎』芥川龍之介版 むかし、むかし、大むかし、或深い山の奥に大きい桃の木が一本あつた。大きいとだけではいひ足りないかも知れない。この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地の底の黄泉の国にさへ及んでゐた。何でも天地開闢の頃ほひ、伊弉諾の尊は黄最津平阪に八つの雷を却ける為、桃の実を礫に打つたといふ、――その神代の桃の実はこの木の枝になつてゐたのである。 この木は世...全文を読む

「悟浄出世」中島敦

文学・芸術

2015.09.07 (Mon)

  「悟浄出世」 中島敦著一万三千もの妖怪が住まう流沙河の河底に、悟浄という妖怪がいた。彼は「何を見ても、何に出会うても『何故?』と直ぐに考え」、「我とは何か?」といった存在探求への疑問を抱かずにはいられない病に罹っていた。その苦しみは、自分で治すしかないと告げられ、ならばあらゆる賢人たちに教えを乞おうと悟浄は旅に出る。賢人たちの様々な「解答」の中から、彼が見つけた「答え」とは?「西遊記」に登場する...全文を読む

鴻鵠之志

雑学曼陀羅

2015.09.06 (Sun)

  鴻鵠之志幕末に開国を夢見ていた若き獅子たちのことばを思い出す。「世の人は 我を何とも 言わば云え 我なすことは 我のみぞ知る」坂本龍馬のことばである。いつの時代にも、旧体制を否定するシュールでアヴァンギャルドな人がいるものだ。そうでなければ、時代は進化しないのであろう。歴史に遺るような大業を成し遂げた人物には、「鴻鵠之志」があったのだろう。史実はいつも藪の中か、歪曲された記録であるから、後世の人...全文を読む

「群れる」人間力

教育評論

2015.09.05 (Sat)

  「群れる」人間力と群れない人間力 野鳥を観察して気づいたことがある。野鳥の世界にも、身体の大小によって上下関係があることだ。体の大きい鷹や鷲などの猛禽類は、群れずに弱小な鳥を襲って捕獲する。体の小さい小鳥たちは、猛禽類の攻撃に備えいつも脅えながら群れて集団で行動する。弱肉強食は自然の摂理、食物連鎖であるから当然とも言える。人間社会でも、孤独を体験し黙考して群れない人ほど生きる力が強靱とも言える。...全文を読む

ソクバッキーの心理

雑学曼陀羅

2015.09.04 (Fri)

  「男女の束縛心」 ソクバッキー傾向 今までリアルな場で「束縛が激しい」と告白するたびに、男女問わず八割ぐらいの方から「うわっ。面倒くさそうだなこいつ」と冷たい眼差しを送られてきたので、さりげな~く、さりげな~くコラムに本音を投下していました。しかし、近頃は「プロフィールの一項目に含めてもいいんじゃないかな」と考え直すほどに、声を大にして「わたしはソクバッキー!」と主張しております(白目)。 とは...全文を読む

失われた家族の修復

余白の人生

2015.09.03 (Thu)

  失われた家族の修復はできない 中世~近世の民衆史、及び民俗学をかじった人は一つの共通理解を持っているはずだ。それは親方‐子方という関係が近代以前の日本には成立していて、地縁なども含む血縁以外の理由で結合された疑似家族集団が、社会単位の一つとして存在していたということである。この集団は家産の継承のために機能する。 平たく言うと「生きていくための財産を守る、という論理で協力し合う集団が家族だった」と...全文を読む

無防備都市

忘れえぬ光景

2015.09.02 (Wed)

  無防備都市  1945年誕生 古稀を記念して ロベルト・ロッセリーニ(Roberto Rossellini)の映画「無防備都市(Roma città aperta)」はネオレアリズモの古典と言うことになっているが、レジスタンスを描いた極めて政治的な映画だというふうに映った。これは、ナチスによるイタリア支配に果敢に立ち向かっていった勇気ある人々の崇高な行為を描くとともに、彼らを抑圧するナチス・ドイツの悪魔のような残虐さを告発した作...全文を読む

地方創生の実態

時事評論

2015.09.01 (Tue)

  地方創生は、すでに失敗している 明治維新以来の「伝言ゲーム」が地方を滅ぼす地方創生は安倍政権の大きなテーマですが、別に安倍政権とは関係なく、みなさんも素朴な疑問をお持ちではありませんか?そもそも、これまでも歴代の政権はいろいろな地域活性策を打ってきたはずですが、なぜこうした活性策は、ことごとく失敗してきたのでしょうか。ひとことでいえば、時代に合わなくなった昔の組織を温存したうえで、政策を実行してい...全文を読む

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