余白の人生

六曲一双屛風

 ←ナ忘レソ 麦秋 →視点 角度の違い
s-DSCN9532.jpg




 六曲一双 屏風


s-DSCF1881.jpg


季節の移ろいに合わせて屏風を模様替えするのもたのしみの一つである。
骨董趣味駆け出しの頃は、飾る場所もないのに大きなものに手を出した。
おかげで、家の中は狭く窮屈になり、足の踏み場もなくなる始末である。


s-DSCF1880.jpg


無一物 無尽蔵の心境が未だにわかっていない。
欲を離れること 是第一なり、理屈で判っても実行できない。
すべての欲を捨ててしまったら、生きる力(欲)さえ無くなるのではないかと不安になる。


s-DSCF1879.jpg


「悟りとは、平然と死ねることではなく、なにが起ころうと平然と生きていることだ」
老師たちも気づかなかった、このニンゲン臭い名言を子規は遺してくれた。
意識の奴隷=妄想に翻弄される故に、無欲で平然と生きているニンゲンなどいないのだ。

そう思って、平然と気楽に生きていくしかない。


s-DSCF1886.jpg


駆け出しのころ、書体よりも漢詩の中味が気に入って安く購入した白石道人の屏風を半双飾ってみた。
立派な屏風だったが、収納小屋の湿気と衣魚(しみ)の好物で、相当痛んでいた。

「無求金穴浴」 ・・・ 金の亡者にならなければ、適度の欲も必要
「蔵書堪教児」 ・・・ こどもを教えるに足る教養を身に付ければそれでいい
「払雪開松道 流酒迎山家」 ・・・ 雪を払いて松の小径を辿れば、晩酌が山家で待っている


s-DSCN9527.jpg


涼しい初夏の宵を、この漢詩を勝手に解釈しながら、晩酌するも亦々一樂




スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 
もくじ  3kaku_s_L.png 愛娘 Erika
もくじ  3kaku_s_L.png やきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 余白の人生
もくじ  3kaku_s_L.png 忘れえぬ光景
もくじ  3kaku_s_L.png 文学・芸術
もくじ  3kaku_s_L.png 雑学曼陀羅
もくじ  3kaku_s_L.png 時事評論
もくじ  3kaku_s_L.png 教育評論
もくじ  3kaku_s_L.png 書画・骨董

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【ナ忘レソ 麦秋】へ
  • 【視点 角度の違い】へ