やきもの

梅花皮

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zh 大井戸茶碗 銘 喜左衛門2




 かいらぎ  【梅花皮・鰄】


① 堅い粒状の突起のある魚皮。蝶鮫(ちようざめ)の皮といわれるが,アカエイに似た魚の背の皮。刀剣の鞘(さや)・柄(つか)の装飾に用いる。


zh 梅花皮鮫 (チョウザメ)蝶鮫の皮


zh 梅花皮鮫 短刀拵え 刀装具


② 焼き物で,① のように釉(うわぐすり)がちぢれている状態。井戸茶碗の見所(みどころ)の一つ。茶碗などの釉が焼成不十分のために溶けきらず、さめはだ状に縮れた状態。井戸茶碗の腰部や高台(こうだい)で、侘び寂びの見どころ。


zh 大井戸茶碗 銘 喜左衛門1


かいらぎ(「梅花皮」「梅華皮」とも書く)とは、井戸茶碗の 高台付近に焼き付けられた粒状、縮れ状の焼き物。刀剣の柄に巻くエイの皮を「梅花皮(かいらぎ)」と言い、その表面に似ていることから「かいらぎ」と呼ばれる。未だ謎多き焼き物である。 茶道具では茶碗は重要なものの一つだが、その茶碗の中でも古人が「一井戸、二楽、三唐津」と言った「井戸茶碗」の重要な見どころが「かいらぎ」だとされている。

井戸茶碗(高麗茶碗の一種)の製作地は全く解明されていなかった。韓国説もあり日本国内説もあった。しかし、韓国慶尚南道の古窯跡で井戸茶碗らしき陶片が発見され、2000年、鎮海市で山口大学農学部の宇都宮宏が井戸茶碗の高台分部を採取し成分分析、2001年、韓国慶尚南道発展研究院歴史文化センター(鎮海市、現昌原市鎮海区)が調査、井戸茶碗の製作地は鎮海市熊東面洞里であることが判明した。この地では、李朝前期には刷毛目の粉青沙器や白磁が焼かれていた。井戸茶碗は日常雑器か祭器ではないかと言われていたが、韓国には全く残っていない。全て日本に送られた請来・注文陶磁器の可能性が高い。

井戸茶碗の名称は井戸覚弘 (戦国時代)からきている。


zh 大井戸茶碗 銘 喜左衛門


 大井戸茶碗 銘 喜左衛門 国宝
 
高麗茶碗のうちでももっとも高名な茶碗、もと本多忠義が所有したところから本多井戸ともいわれる。いわゆる大井戸茶碗の代表作。高台脇から底裏まで 俗に「かいらぎ」と呼んでいる釉薬のちじれが不規則にあらあわれており、一部に釉の剥落もみられて、姿の強さをいっそうきわだったものにしている。かいらぎは釉薬に貝の灰をつかうためにおこるものとされているがこの茶碗ではそのあらわれ方がとくに激しく、変化に富んでいる。


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釉薬
かいらぎ の釉薬は「貝灰」を使うとあるが、鮫肌釉は「わら灰」(鮫肌釉の再現)を使うと言われている。



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