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長寿はアフォリズム

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 長寿はアフォリズム


天寿を全うすることに異論はない。
この齢になると、鬼籍の仲間入りをする同期生や友人たちがぼちぼち増えてくる。

ただ長寿(長生無極・長生未央)が時代とともに変容していることは確かである。
現代は、医学が進歩したとは言え、長寿がニンゲンの幸福・安寧につながるとは限らない。

男性が、絶対的な権力を有した、神仙思想、儒教思想・体制、男性優位・男尊女卑(近世まで)時代は、女性を虐げ、犠牲にして支配することによって、長寿を維持してきた。

医学が無痛医療文明を緩和する役割を果たしてはいるが、投薬・手術(悪性切除・焼却)が根本的に変わったというわけでもない。

技術的進化はあっても、ニンゲン優位存在(ニンゲンだけが自然に逆らい不自然な生き方を目ざしている)という負の遺産を抑止するには至っていない。


zh 常滑 経塚壺 平安時代 高さ35.5cm


高齢者医療費のパンデミックな高騰で、国民皆保険制度を脅かし、国家存続の危機を招いているのは周知のことである。

病気を克服したとしても、残されたほんの僅かのモラトリアム(存命猶予、三途の川渡し賃猶予)余生にすぎない。

次々に襲いかかる、身体の異常(老化、耄碌、病気)と苦痛・苦悩・苦渋で闘わなければならない宿命にあるのが生老病死の大原則である。

そこで、無(一)病息災と長寿を夢に見て生きるというアフォリズムがもてはやされることになる。

これがわかっているから、思うようにできないから、ニンゲンは、自分を意識の奴隷にして、長寿・幸福を願望し迷妄するのである。

贅沢な話であるが、生きる歓び、生き甲斐、生きる楽しみ・・・が激減していく中で、長寿、長寿と言葉だけが一人歩きしているのも、年金がどんどん目減りしてまともに生活できない、当世の高齢者には残酷で無慈悲な話である。

「同情するなら金おくれ」が一時期流行ったが、まさしく
「”長生き”いうなら年金おくれ」が本音である。




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