雑学曼陀羅

お香のランク

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 お香のランク 

 白檀→沈香→キャラの順にランクが高くなるか?


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お香は大まかにはその3種に分類されます。

ただし、たとえば同じ白檀でも、白檀自体の質に大きな違いがあります。
こればかりは焚いてかいでみないとわかりませんが、白檀なら全て同じというわけではなく、かなり香りが違います。

そして、混ぜ物ができない抹香とちがい、線香の場合は白檀だけでなく、他の成分を調合して線香に加工するため、
さらに複雑になります。

白檀系の線香でも、まぜものによって香りは全く変わりますし、線香の色も違います。

それが沈香、伽羅の線香にも同様に言えます。
つまり、白檀系、沈香系、伽羅系の線香といっても混ぜてある成分により香りと価格はピンキリです。

高級な白檀線香のほうが、安価な沈香系の線香より高いこともよくあります。
ターボやオプションをたくさんつけた最高級グレードの軽自動車の方が、1500ccクラスの小型車より高額になるようなものです。

また、そもそも最近は白檀の方が沈香よりも原価が高価な傾向がありますので、特に線香の場合は白檀→沈香→伽羅 というランク付けはあてはまらない場合もよくあります。

また、白檀をほんの少しだけ加えるか、または全く加えず、化学系の香料だけで作る抹香や線香もたくさんあります。
白檀以下の線香というのもたくさんあります。

葬儀ホールなどで使っているのはあまり香りやケムリが出ない化学系の抹香や線香が多いです。
化学系の線香は確かに安いし、線香臭くならず便利なのですが、ほんらいのお香の意味を考えるとあまりおすすめできません。
よいお香は、けっして「線香臭い」といようなマイナスのイメージはなく、アロマ同様に点てていて心が安らぎます。

また、伽羅以上のお香というのはないのですが、正倉院の蘭奢待(らんじゃだい)など、伽羅の中で特に香りよく価値が高いものはあります。

最高級品の「蘭奢待」の冒頭に「蘭」の字を当てたことは、高雅を愛するいにしえの貴人たちが「寒蘭・春蘭」の芳香に魅せられていたか、を物語っています。



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 蘭奢待


2016 00 蘭奢待 RanJyaTai_Shosoin


蘭奢待(らんじゃたい、蘭麝待とも)は、東大寺正倉院に収蔵されている香木。天下第一の名香と謳われる。

正倉院宝物目録での名は黄熟香(おうじゅくこう)で、「蘭奢待」という名は、その文字の中に"東・大・寺"の名を隠した雅名である。

その香は「古めきしずか」と言われる。紅沈香と並び、権力者にとって非常に重宝された。

全長156cm、最大径43cm、重量11.6kg(ベトナム産)錐形の香の原木。成分からは伽羅に分類される。

樹脂化しておらず香としての質に劣る中心部は鑿(ノミ)で削られ中空になっている(自然に朽ちた洞ではない)。この種の加工は900年ごろに始まったので、それ以降の時代のものと推測されている。

東南アジアで産出される沈香と呼ばれる高級香木。日本には聖武天皇の代(724年–749年)に中国から渡来したと伝わるが、実際の渡来は10世紀以降とする説が有力である。一説には『日本書紀』や聖徳太子伝暦の推古天皇3年(595年)記述という説もある。

奈良市の正倉院の中倉薬物棚に納められており、これまで足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、織田信長、明治天皇らが切り取っている。

2006年(平成18年)1月に大阪大学の米田該典(よねだかいすけ。准教授、薬史学)の調査により、合わせて38か所の切り取り跡があることが判明している。切り口の濃淡から、切り取られた時代にかなりの幅があり、同じ場所から切り取られることもあるため、これまで50回以上は切り取られたと推定され、前記の権力者以外にも採取された現地の人や日本への移送時に手にした人たち、管理していた東大寺の関係者などによって切り取られたものと推測される。



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