ブルー・カルセドニー

 ←清朝文人が愛した収藏印 →青史に名を刻む
z blue-chalcedony ブルー・カルセドニー



  ブルー・カルセドニー


z アゲート(めのう或いは縞めのう)


カルセドニーという言葉は古く、もとはギリシャのカルケドンの銅山に産した緑色の石(翠銅鉱か緑柱石?)を指したといわれるが、今では語源のよく分からなくなった名前である。

現在は不定形の潜晶質石英の類、特に鍾乳状や仏頭状の表面をもったもの、脈を埋めて二次的に生成したとみられるものにその名が与えられている。

昨年、ボストン・ミュージアムでバビロニアの円筒印章に乳青色の玉髄を使ったものが展示されているのを山ほど見て、キレイ~と唸ったけれど、個人的にはきっとこの種の色あいの石こそ、カルセドニーと呼ばれるに相応しいものだろうと思う。でも一般にはさまざまな色の石をカルセドニーと呼んでおり、乳青色のものは頭に色名をつけてブルー・カルセドニーの名で扱われる。

カルセドニーは母岩となる火成岩や堆積岩に生じた空隙に、珪酸分に富んだ鉱水が浸入し、長い時間をかけて非流動化(析出/沈殿)したものと考えられている。生成温度が低い時、鉱水は粘って十分な流動性を欠く。珪酸分子は結晶構造に従って互いに整列することができず、いわゆるオパールと呼ばれる非晶質石英が生じる。それがさらに長い時間をかけて構造を組み替え、秩序を具え、潜晶質石英に変化するといわれている。

従って、この種のカルセドニーまたは玉髄またはめのうと呼ばれる石は、部分的に晶質であり、また別の部分が非晶質であることも珍しくない。
もちろん初めから潜晶質石英として生成(析出)したと考えられる場合も多い。

下の標本は母岩つきのカルセドニーで、母岩内部を走る脈状の空隙を石英が充たしていることがよく分かる。層状の縞模様や年輪模様が形成されており、おそらく外周から空隙の芯へ向って析出が進んだことを示している。


z イリスアゲートb


このように縞目がはっきりしているものは、アゲート(めのう或いは縞めのう)と呼ばれることもある。玉髄はある程度の透明性をもった、比較的一様な塊を呼ぶ場合が多いように思うが、カルセドニーの和名として与えられることもある。


z イリスアゲートc


よく似た、アゲートとは、クォーツ(水晶)の結晶が集まってできた鉱物。
クォーツとの違いは、クォーツは結晶が隙間なしに密集する顕晶質(けんしょうしつ)に対し、アゲートはミクロサイズの結晶がツブツブ状に密集しあった潜晶質(せんしょうしつ)という違いがある。

ちなみに、アゲートとは潜晶質(せんしょうしつ)のクォーツ鉱物のうち「シマシマ模様」があるものを呼ぶ。
シマシマ模様が無いものを、カルセドニーと呼び、名前で分けている。


z イリスアゲート



 幻のイリスアゲート


イリスアゲートは今でもあまり知られていないパワーストーンですが、徐々にその存在が知られ、鉱物コレクターには割りと知れた存在となっている。

この鉱物の存在を知ったコレクターは、何気なく置かれた”普通のアゲートの原石”に、”レインボーの輝きは無いか”を見るのが「習慣」になってしまう。

もし、ほんの一部分でも虹色の輝きを持てば、見つけた瞬間それはもうただのアゲートじゃなく、幻のアゲートへと変わる。

それを見つけた瞬間がコレクターとしては、何にも言い表せないような嬉しさがあるそうだ。


z イリスアゲートd


このような、眼を痛める(目がチカチカする)虹色の派手な輝石は、イシコロの趣味とはほど遠い。


z 翡翠玉香炉 kogirekai


sui 349_about20march20pictures20074


やはり、石は、肉眼で識別でき、加工されていない、侘び寂びのある自然のままの石に限る。



スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 
もくじ  3kaku_s_L.png 愛娘 Erika
もくじ  3kaku_s_L.png やきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 余白の人生
もくじ  3kaku_s_L.png 忘れえぬ光景
もくじ  3kaku_s_L.png 文学・芸術
もくじ  3kaku_s_L.png 雑学曼陀羅
もくじ  3kaku_s_L.png 時事評論
もくじ  3kaku_s_L.png 教育評論
もくじ  3kaku_s_L.png 書画・骨董

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【清朝文人が愛した収藏印】へ
  • 【青史に名を刻む】へ