やきもの

ケンディ おっぱい徳利

 ←和膳礼讃 春菜と古唐津 →曲線美
s-DSCN5228.jpg





 世界を巡ったかたち ケンディ



zo ケンディ 別称 おっぱい徳利


ケンディという言葉、聞き慣れないことと思いますが、これは、持ち手のない水差しを表す言葉です。もともと、サンスクリット語で水差しを表すクンディ(KUNDI)に由来し、マレーシア・インドネシア地方に伝わり、ケンディ(KENDI)と称されるようになりました。


zo ケンディ 別称 おっぱい徳利 東京国立博物館


その基本的な形と使い方は、「持ち手がなく、注入口に上から液体(主に水)を入れ、器の筒状の部分を手でつかみ、適当な高さに掲げて、側面にある注出口から液体を口に注ぐ」ものです。


zo ケンディ 別称 おっぱい徳利 タイ王朝の王都スコータイ窯


紀元前2世紀頃に、インドで神聖な容器として用いられていたクンディが、インドとインドネシアの間に貿易が始まると、インドネシアへ伝わり、次第にインドネシアでも、クンディを使う習慣が定着し、自らこの器を作るようになりました。


zo ケンディ 別称 おっぱい徳利 瑠璃釉 江戸時代


その後、これらの水差しは、主に東南アジアで必要とされ、その地域の文物を入手するために、東アジアや西アジアでもケンディが製作され、東南アジア向けに輸出されました。


zo ケンディ 別称 おっぱい徳利 古伊万里染付・赤絵 竹・菊花図


zo ケンディ 別称 おっぱい徳利a


さらに、16世紀後期以降、オランダやイギリスの帆船でヨーロッパまで運ばれ、世界各地にケンディがもたらされました。日本では乳瓶やおっばい徳利と呼ばれ、17世紀後半には、肥前有田製のケンディが、出島を通じて東南アジアに輸出されています。


zo ケンディ 別称 おっぱい徳利 青花蓮(はす)に宝尽し文ケンディ


本企画展では、アリステア・シートン氏の貴重なケンディコレクションの中から、アジア各地で作られた様々なケンディをご紹介いたします。材質、色、形など、多様なケンディを、この機会にぜひご覧ください。

*平成22年3月20日(土)~4月19日(月)の間は、長崎市民は無料です。広報ながさき3月号掲載の無料入場券を切り取って窓口へご持参ください。1枚で家族全員(同時入場のみ)無料となります。



スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 
もくじ  3kaku_s_L.png 愛娘 Erika
もくじ  3kaku_s_L.png やきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 余白の人生
もくじ  3kaku_s_L.png 忘れえぬ光景
もくじ  3kaku_s_L.png 文学・芸術
もくじ  3kaku_s_L.png 雑学曼陀羅
もくじ  3kaku_s_L.png 時事評論
もくじ  3kaku_s_L.png 教育評論
もくじ  3kaku_s_L.png 書画・骨董

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【和膳礼讃 春菜と古唐津】へ
  • 【曲線美】へ