時事評論

幻の大衆

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 踊る阿呆に見る阿呆



徳島の阿波踊り歌の出だし。「同じ阿呆(あほ)なら踊らにゃ損々」と続く。

どちらも似たようなものだというたとえにも使う。

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損を英語に訳すと、
訳語 Dancing fool, watching fool: all fools, so let's all dance!


釣りする馬鹿に見る阿呆。

意味: 魚釣りをしている 人はのんきにみえるが、それをそばで見ている人は、更にのんきにみえる。

釣りに夢中な人をあざけっていう言葉。 参考: 類義語: 踊る阿呆に見る阿呆。



「公衆への幻滅」、「大衆の愚民化」、「幻の大衆」、という表現にあるように、

歴史的視点に立っても、「多数決の正統性」は必ずしも必要ではなかったし、

机上の空論や幻の画餅にすぎなかった。この齢になって痛切に感じる。


情報のハイテク化が進化するにつれて、

マスコミやネット(SNS・FBなど)に踊らされる世界の大衆は、

全人的な洞察力・分析力を備えた知識人を一掃し、

自分(個人)が信奉する人気者(芸能人・有名人・宗教家・メダリスト・・・・・)だけに注目せざるを得ない。

正統性を欠いた、序列を誇示するだけの無意味な金儲けオリンピックなど辞めたほうが賢明だ。


個人の願望である「有名になること」が、実は欲深く醜いことであること、を疑う余裕など大衆にはない。

世界は、1%の有名人と、99%の無名の人々で成り立っているにもかかわらずである。


ここに、根源的、原罪的な公衆・大衆の姿がある。

だが、このまま文明は進化するだろうから、扇動され、愚民化した大衆は侮れなくなる。

このメルトダウンした絶大なパワーがカオス(大混乱)やカタストロフィにつながっているではないか。


 【カタストロフィ】

① 自然界および人間社会の大変動。変革。

② 劇や小説の悲劇的な結末。破局。
 


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