雑学曼陀羅

「土偶」と「埴輪」

 ←埴輪  短甲の武人 →玄海ミツバツツジ 
x h 「土偶」 東京国立博物館 




 「土偶」と「埴輪:はにわ」



x h 埴輪 と「土偶」の違い 
 

「土偶」は、紀元前145世紀~紀元前10世紀の縄文時代に製作された土製品です。
北海道から九州まで、約15,000点が出土しており、最古の「土偶」は三重県から出土した縄文時代初期のものとされています。
ほとんどの「土偶」は、乳房や臀部などの女性的な身体特徴を強調した造形をしており、一部が故意に破壊されたと見られる状態で出土することが多いため、祭祀などで呪術的な用途として使われたとする説があります。


x h 埴輪


「はにわ」は、3世紀半ば過ぎ~7世紀末頃の古墳時代に製作された土製品です。
漢字では「埴輪」と書き、埋葬施設を区画するために古墳上やその周辺に並べられたと考えられており、日本各地の古墳に分布しています。
「はにわ」には、円筒の形をした円筒埴輪と、人や物などの形につくった形象埴輪があり、形象埴輪には馬、犬、猪などの動物埴輪、鎧、兜、盾、刀といった器財埴輪、人や家など様々な形状のものがあります。
「はにわ」は元々古墳に葬られる人物の権威を示すもの、あるいは霊に対しての捧げものとして製作されていましたが、5世紀中頃からは葬儀の様子などを表すものへと性格が変化していったと考えられています。



s-DSCN5737.jpg



 造られた時代の違い



 土偶(どぐう):縄文時代

 埴輪(はにわ):古墳時代
 

時代的に古いのは土偶です。

土偶は縄文時代に作られた、土製の焼き物です。
特徴としては女性を模したものが多いです。
ちょっと気持ち悪い感じのが土偶です。
よく見ると胸が膨らんでいたり、女性ですから・・・。
土偶は時代が古いこともあり、作られた目的は不明です、学者が研究中です。
一般的には「豊穣を祈る」と言われてますが、縄文時代というと狩りをメインに生活していた頃です。


x h 埴輪 短甲の武人a


埴輪は古墳時代に作られた、土製の焼き物です。
埴輪は葬儀用品の一つと考えられています。
というのは古墳から大量に出てくるからです。
お墓に入れるからか完全な状態のものが多いのも特徴です。
形状から大きく2種類に分けられます。
円筒埴輪と形象埴輪です。


x h 埴輪 「円筒埴輪」


 「円筒埴輪」

見た目は土器です、これが一番多い埴輪です。
死者を囲むように並べられてることから、聖域としての区画を示すためじゃないか?と言われています。(工事現場の赤いコーンみたいなもんです)
現代もあちこちに遺る、この世とあの世の境「結界」を示す「六地蔵」も同じ日本人の視点でしょう。


x h 埴輪


  「形象埴輪」

概ね有名なのはこっちです、みんなが埴輪と聞いて思い浮かべる方です。
人や物、動物なんかの形をしています。
あの世で寂しくないようにと学者は言ってます。
古代中国で死者とともに埋葬した、故人への思いから生まれた副葬品の陶器や玉器の「明器」が源流でしょう。
ただ、これのおかげで当時の住まいや服装などが推測されるので、歴史的な埋蔵文化財としての貢献度は高いです。




スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 
もくじ  3kaku_s_L.png 愛娘 Erika
もくじ  3kaku_s_L.png やきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 余白の人生
もくじ  3kaku_s_L.png 忘れえぬ光景
もくじ  3kaku_s_L.png 文学・芸術
もくじ  3kaku_s_L.png 雑学曼陀羅
もくじ  3kaku_s_L.png 時事評論
もくじ  3kaku_s_L.png 教育評論
もくじ  3kaku_s_L.png 書画・骨董

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【埴輪  短甲の武人】へ
  • 【玄海ミツバツツジ 】へ