文学・芸術

チャップリン 『モダンタイムス』

 ←麦秋や 千歯に立てる 母若し →『砧(きぬた)』 キヌタソウ
zz zmチャップリン 映画「モダンタイムス」





 チャップリン  『モダンタイムス』



モダンタイムスの舞台は、

作業のオートメーション化が進んだ社会。
恐ろしい勢いでオートメーションが台頭して、
それによって雇用が不安定になり街は失業者だらけ。
なんたって主人公は基本無職と孤児の女の子。

主人公は延々と続く流れ作業に頭がおかしくなったり、
せっかく得た仕事がストライキでなくなってしまったり、
不運な境遇に遭い、全然うまくいかない。

でも主人公が妙に前向きなので、
ダメになってもメゲずに社会へ飛び込んでいく。
結局はうまくいかないが、 不思議と悲壮感は全然なく、やはりおもしろい。


zz zmチャップリン 映画「モダンタイムス」a


ストーリーは結構シリアスな雰囲気だが、そんな内容の中で、これでもかってくらいに笑わせてくれる。

しかしここで描かれてる"社会"って、今とあんまり変わらない。
ターミネーターで描かれた"機械が自我に目覚める"という、なんとも恐ろしい機械主導の社会への警鐘と根底では似ている。
チャップリンが現代社会を見たらどう皮肉るだろうか…
「それ見たことか! 俺が予言したとおりだろ?」

エンディングシーンでSMILEが流れるところは映像とあいまって強烈。
あのシーンはもう忘れることがないだろう。

しかし笑える!
不変のコメディ足らしめる風刺映画だけあり、
もう笑いに笑わせてもらった。古きよき時代だった。

ボロ小屋で壁が落ちてきたり、
椅子の脚が床にハマったりと、
この辺りの演出はドリフターズがパクッていた。

これでもかっ! というドタバタのシチュエーションは、
下品で辟易するシーンではなく、新鮮で蘊蓄のあるカリカチュアの戯曲を彷彿させた。
さすが、典型的なコメディ映画のルーツだ。


zz zmチャップリン 映画「モダンタイムス」b


ひるがえって、
現代に登場したAIロボットに人類は嗤えるだろうか?

コメディアンやコメディ映画のパクリ源になるだろうか?
人類の抗えない敗北は、喜劇を超越して恐怖の悲劇に一変する。


zz zmチャップリン 映画「モダンタイムス」c


巨大隕石(=AI)が、地球に衝突する場面を想像して戦慄する。




スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 
もくじ  3kaku_s_L.png 愛娘 Erika
もくじ  3kaku_s_L.png やきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 余白の人生
もくじ  3kaku_s_L.png 忘れえぬ光景
もくじ  3kaku_s_L.png 文学・芸術
もくじ  3kaku_s_L.png 雑学曼陀羅
もくじ  3kaku_s_L.png 時事評論
もくじ  3kaku_s_L.png 教育評論
もくじ  3kaku_s_L.png 書画・骨董

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【麦秋や 千歯に立てる 母若し】へ
  • 【『砧(きぬた)』 キヌタソウ】へ