忘れえぬ光景
ポルシェのケロヨンに似た愛車たち



ドーパミン全開の折々の愛車たち

存命中に、ガソリン車、ハイブリッド車、そして電気自動車(EV車)と進化していく。
この齢で高額の自家用車を買えるはずもない。
産業革命以来、車は分相応に目的地にたどり着けばそれで十分だ。
これまで、断捨離、無一物無尽蔵などと日本人好みのアフォリズムをほざいてきた。
最近は、死ねばどうせ無一物、生きているうちに分相応に楽しまないと意味がない。
ドーパミンが出なくなったらもうおしまいだ、と思う。
わたしは、大自然、古美術・骨董、古民具、やきもの、イシコロ(水石)、茶花、山野草が好きである。
のみならず、男だからフォルムと性能がいい乗用車、躍動感のあるスポーツカーをこよなく愛する。
スポーツカーは実用性のない贅沢車だから分不相応にあこがれただけであった。

車には、現役で収入があるときは結構散財した。といっても新車を購入したことは一度もない。
中古車を乗り継ぐことは、新車オンリーの愛好家よりも、新しい車種に出逢うチャンスが多い。
4年に一度は乗り換えたことになる。いずれにせよ、各人のポリシーだから、人それぞれでよい。

書き出してみたら、これまでの人生で購入したのは、わずか12台で、あっけない気持ちもする。
あと何年、何台の車に乗れるのだろうか。最近はあまり車に乗りたいとは思わなくなった。
特に、遠距離、悪天候、夜間はそうである。やはり、年のせいだろうか。
記憶力テスト(脳鍛)のため時代順に羅列してみる。
いすず ベレットBellettGT 1600cc ワインカラー:
S44年 就職2年目免許取り立てで購入。自動車学校の構造・法規・実技トップで終了。18歳の同期の教え子たちに負けるのは許せなかった。職員旅行中背振山山頂でエンスト、ふもとの修理屋さんになおして貰った懐かしい苦い思い出がある。若者らしくフェンダーミラーの他に運転席横にサイドミラーとかでかいフォッグランプを装着するのが流行だった。よく言えば好奇心、ひが目で観たら他者と同じ格好をするのが嫌いなひょうきん者、お調子者だった。
そう言えば、このお仕着せの島国根性や精神構造に反発する癖は続いている。他者と同じことをしていれば安心・安泰という発想からは、認知バイアスでいう共倒れ現象に嵌るだけで、創造力も新たなパラダイム(進取の気性)も生じない。自宅も自分で完成図を描いて、当時まだ流行っていなかった大きな片屋根の家屋を設計してもらった。現在ではちっとも珍しくない。芸術史のダダイズム、シュールレアリズム、アヴァンギャルドの心境がよくわかる。結局は、未来を先取りしたかっただけのことであるが。

トヨタカリーナ 1600 シルバー
日産ローレル 2000 グリーン :S58~3年間 離島勤務で潮風に晒され下回りやフェンダーに穴があいたが四角眼グリーンのバカでかい名車だった。


ワーゲン・ジェッタ 2000 シルバー S61年~
アウディ 2000 ホワイト: H2年~ 右ハンドル仕様車は稀少だった:二度目の離島勤務で島に1台のみ。
オペル 2000 グリーン: H8年~ 左ハンドル、買い換えるとき友人の奥方に進呈した。

トヨタカリーナ 1600 シルバー:田舎に転勤、ポンコツ中古車購入、商店街が遠すぎてオペルはかみさんに譲った。
トヨタ クレスタ 2000 パールホワイト:カリーナがスーパーの駐車場でエンストのため替えた。

スバル R2 660 シルキーホワイト新車:退職時オペルを進呈してかみさん用に購入
トヨタ WillVS 1800 シルバー:R2は高速でエンジンがうるさく、安全性を重視して1年で手放しかみさん専用に
ジャガーXタイプ 2500 エメラルドグリーン:再就職祝いに、念願の車種だった。

トヨタプリウス 1800 シルキーホワイト:2度目の退職金で購入。とにかく燃費がよくL.22km走行。


年金生活者には最適の車種。もっと早くからプリウスに・・・。むかしはこんな立派なエコ車はなかった。

あと何年、何台の車に乗れるのだろうか。最近はあまり車に乗りたいとは思わなくなった。
特に、遠距離、悪天候、夜間はそうである。やはり、年のせいだろう。
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