雑学曼陀羅

運とは予測できないランダム系

 ←極上の山菜 ギョウジャニンニク →アリウムギガンチウム   西洋ニンニクの花
zzzz diamond ring (2)




 フリマで買った偽ダイヤが5000万円の本物!

 「運」って何?




 ロンドンに住む女性がカーブーツセール(いわゆるフリマ)で、ゴージャスな偽物ダイヤを15ドル(約1650円)に値切って買った。30年近く前のことだが、指輪の台座は黒ずんでいたし、ダイヤのカットも古めかしいというか、いかにもオモチャっぽく見えたが、女性は気に入って、アクセサリーとして愛用していた。

 女性がはめていた指輪に宝石商が目をとめたのは、つい最近のことだったという。宝石商は、これは本物かもしれないと言った。専門家がそう言うのだから、と女性は鑑定に出してみたところ、オモチャだと思っていたダイヤは26.27カラットもする本物だったことがわかった。このダイヤが加工されたのは19世紀だそうだ。専門家は言っている。

「ダイヤというと現代風の輝きを思い浮かべるが、この指輪は銀が変色したり汚れがついたりしていた。当時のダイヤは、いまの人工的な白い光ではなく、ろうそくの光を想定して加工された」(CNN.com 5月23日付)

 19世紀のカットだったから、女性は偽物だと思い込んだようだ。それ以前に、フリマの出店者が本物だとは思わなかったから、女性に15ドルで売ったのだろう。

 オモチャだと思っていたダイヤを愛用していた女性は、それが本物だと知り、その指輪をオークションにかけることにしたそうだ。競売を担当するサザビーズでは、最高で45万ドル(約5000万円)の値がつくだろうと予想している。15ドルのダイヤモンドは、30年という月日を経て5000万円になったというわけだ。しかし、本物だとわかった途端に売りに出すあたり、実に強運でしたたかな女性である。



zzzz diamond



 ロンドンに棚ボタで5000万円を手にした女性がいれば、フロリダには1000万円をふいにした男性がいる。彼の名前はジャン・フラト。彼は、フロリダ州フォートローダーデールのカジノでスロットマシンに興じていた。

 だが、ぜんぜん当たりが出ず、隣にいた女友だちのマリナ・ナバロ氏にボタンを押してくれと頼んだ。彼は、ツキを変えたかったのである。頼まれたナバロ氏がボタンを押すと――。

 ツキは変わり、10万ドル(約1000万円)の大当たりが出た。

 フラト氏は狂喜乱舞したが、カジノのマネージャーは賞金の受取人をナバロ氏と断定した。スロットマシンのボタンを押したのは彼女だったからである。その一部始終は防犯カメラにもしっかり映っている。そして、受取人ではないと言われたフラト氏が呆然としている間に、ナバロ氏は10万ドルを受け取り、そのままカジノを後にした。CNNの系列局WSVNの取材に、フラト氏が応えている。

「私は“マリナ、何をしているんだ”と呼び止めたんだが、彼女は立ち上がると、出て行ってしまった」

 フラト氏が言うには、賞金を持ち去ったナバロ氏には何度もメールや電話をしているが、ことごとく無視されたとのことだ。

 だが、ナバロ氏に言わせると、フラト氏から“脅迫めいた”メールが届くまでは、賞金を分ける心づもりでいた……、らしい。そのメールがいつの段階で送信されたのかをCNNがツッコんで訊いてないのが残念だが、フラト氏が最初から脅迫めいたメールを送ってきたのか、それとも無視され続け、業を煮やして脅迫メールを送りつけたのかではニュアンスが変わってくる。

 お金が絡むと当事者の言い分が食い違うのはよくあることだが、何も言わず現ナマを受け取り立ち去ったナバロ氏と、脅迫めいたメールを送ったフラト氏。ナバロ氏にすれば、カジノが認めた正当な受取人なのだから、10万ドルを受け取るのは当然だと思っているだろうし、一方、フラト氏にすれば、そのスロットマシンでプレーしていたのは自分なのだから権利の半分はあると思っているに違いない。もしかしたら投入したコインだって俺のものだったと主張したいのかもしれない。

 だが、ナバロ氏は10万ドルと一緒に憎悪まで受け取ったことに気づいておらず、フラト氏もまた、10万ドルと一緒に友情まで失ったことに気づいていない。


s-DSCN4057.jpg
木瘤が美しかったので昔タダ同然でいただいた。芳香がしたのを思い出して、調べてみたら沈香原木だった。馴染みの骨董業者さんが十数万で引き取ってくれた。目利き、いや鼻利きの勝利である。


運というのは、いったいどんな人のところに転がり込んでくるものなのか――?

 日頃の行ないがいい人が強運とはかぎらないし、信仰心の厚い人の運が特別にいいわけでもない。どんなに親孝行でも運の悪い人はいる。だから、ともすれば、値打ち物とわかった途端にそれまでの愛着を捨てて指輪を売りに出したり、10万ドルと引き換えに友情を捨てることも厭わないような人のところに“運”というものは転がり込むのかもしれない。

 つまりは、有無を言わさず天使の前髪を引きちぎるような人ってことだ。運のいいやつが世にはばかるのである。

 金銭的な出来事だけで運の良し悪しを決定はできないが、庶民には極上のラッキーストライクである。




スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png 
もくじ  3kaku_s_L.png 愛娘 Erika
もくじ  3kaku_s_L.png やきもの
もくじ  3kaku_s_L.png 余白の人生
もくじ  3kaku_s_L.png 忘れえぬ光景
もくじ  3kaku_s_L.png 文学・芸術
もくじ  3kaku_s_L.png 雑学曼陀羅
もくじ  3kaku_s_L.png 時事評論
もくじ  3kaku_s_L.png 教育評論
もくじ  3kaku_s_L.png 書画・骨董

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【極上の山菜 ギョウジャニンニク】へ
  • 【アリウムギガンチウム   西洋ニンニクの花】へ