文学・芸術

「而今の花」 白色白光

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suzu ヒナギキョウ
ヒナギキョウ 「キキョウ」の花に似て小さいのでこの名前が付いています。「ヒナ」は「ヒナギク」「ヒナゲシ」など,小さくてかわいいものに付けます。花は直径5~6㎜です。



 初夏の花だより


 春が名残りを惜しむように,今年も季節は移ろいつつあります。

 私は相変わらず山歩きを週一で楽しんでいますが,このところの花の変化が大きく,一度見逃したら来年までサヨウナラの緊張感です。今回は大村は諫早に近い三浦・鈴田というフィールドに入りました。今夜は1回の送信ですので,早速お送りしましょう。


 
 色とりどりの「而今の花」をありがとうございます。絶妙のタイミングでうっとりいたします。

 阿弥陀経の言葉を思い出してしまいました。

   青色青光(しょうしき・しょうこう)
   黄色黄光(おうしき・おうこう)
   赤色赤光(しゃくしき・しゃっこう)
   白色白光(びゃくしき・びゃっこう)

   青い花は青い花でよし、黄色の花は黄色の花でよし…
  赤い花は赤い花でよし、白い花は白い花でいい…
  そして、自分は自分のままでよし、
  自分以外の者にならなくていい…
   自分の花を咲かせればいい、自分の色で…

 それぞれの色彩を煌々と光り輝かせて、精一杯咲いています。
 青春、朱夏、白秋、玄冬と、芽を出して、咲き誇り、花が散り、実りを迎え、子孫を残してまいります。
 大自然の生命の営みには、なんの無駄もなく摂理に適い、命のリレーをつないでまいります。

  「希言ハ自然ナリ」(老子 第二十三章) 自然にはもの言わざる言葉が満ちあふれています。

 自然はもの言わずして、あらゆる真理をおのずからにして語りかけます。人間はいろいろなあげつらいをし、さまざまな理屈をこね、しかつめらしい言い訳をしたり、恩着せがましいおどし文句を並べたりしますが、自然は黙々として一言も語らず、ただひっそりと造化のはたらきを展開していきます。

 そのはたらきによって柳は緑に芽吹き、花は紅に咲き、鳥は空高くさえずるが、これが造化の真理だと言揚げすることもなく、自分の手柄だと吹聴することもありません。しかも、そこではあらゆる真理が声なき声、言葉なき言葉で語られ、そのいとなみの功績は何物をも欺くことはありません。

 老子はこのような無為自然の世界の言葉なき言葉を「希言」としてとらえ、その声なき声を「自然」だと説明しています。
 加齢とともに、この無為自然に惹かれ癒されて、生きる歓びにつながっているのはすばらしいことです。

 次回をたのしみにいたしております。  イシコロ



suzu オドリコソウ
オドリコソウ 笠をかぶった踊り子を表現したネーミングは,前にもお知らせしました。


suzu スイカズラ
スイカズラ 冬を堪え忍んで春咲くので「忍冬」と呼ばれる。また,最初白,後から黄色になるので「金銀草」とも呼ばれる。子どもたちが蜜を吸うのでこの名があります。写真の花はまだ蕾です。花筒の長さ2㎝。


suzu ノイバラ
ノイバラ 世のバラの原木。今,里山にもっとも清楚に咲いている花です。


suzu ムラサキケマン
ムラサキケマン 「華鬘」は仏具。写真の左右は花。中央が鞘とそれが弾けた種子。時期のきた鞘にそっと触れると,掌の中で弾けるのが心地よく,撮るのを忘れるほどです。



zzzzz Ikebana by Toshiro Kawase, Japan2 花・ミヤマハンショウ



 イシコロモノローグ


だれかに見てもらうために花は咲く、のではない。

だれかに見てもらうために、人は生きているのではない。


zzzz km 華鬘 山野草



ひとに観せるための演技など、もうオサラバである。

老人は、野に咲く山野草のように、ひっそりとしずかに生きていけばよい。




 
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