余白の人生

寒蘭&約束の備前焼鉢 毒舌老爺子守会

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 寒蘭紅花&約束の逸品・備前焼鉢 


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 毒舌老爺ベビーシッター夕食子守会


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 20171111 嬉野寒蘭展示会



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また寒蘭の季節が巡り来て、愛しき貴婦人たちに逢えた。

寒蘭に優劣・美醜はない。また素人には知識不足でよくわからない。
よって、人間や愛好家が好む珍種への付加価値・値踏みに興味はない。

イシコロには、あの鼻孔を満たす優雅で奥ゆかしいかほりが愛をしいのだ。


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 約束の逸品・備前焼鉢


昨年出逢った、寒蘭・春蘭の店:サングリーンきむらの木村社長が宮崎から見えていた。
高価な寒蘭に興味がない(商売相手にならない)にもかかわらず、素人の相手をしてくれて、お礼に色の良い焼き締めのビールグラスを進呈したら、同じやきしめの備前焼蘭鉢があるから来年土産に持参すると約束された。

忘れかけていたら約束通り、ちゃんと持参されて恐縮して遠慮なく頂戴した。
なぜか、この1年前の男同志の約束に、思いのほか感動してしまった。
この御仁は、ものに囚われない豪放磊落な気質で、人を惹きつける不思議な魅力の持ち主である。

焼き締め陶蒐集家としての目利きのイシコロから観たら、備前の逸品手造り蘭鉢は一度も目にしたことがない珍品である。

プライドの高い備前焼の陶芸家は、もっぱら茶道具(水指・茶碗・花入れ)、徳利・盃・ぐい吞み、が主作品で、泥土を入れる下品(かほん)な鉢など造らないそうである。


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寒蘭に嵌った知人の陶芸家が木村社長と意気投合して、記念に数鉢創ってくれたらしい。
ホテル・旅館に宿泊させずに、自宅に2、3日逗留させるほどだから、木村社長の人柄・人望がここからもよくわかる。

この一品鉢に感激して、返礼にもならないが、大鉢の紅花3本立ち、青花、ベタ舌の3鉢を購入した。
ベタ舌は、無点(素心)に対し暗紅・暗紫色に染まった舌が、青花・紅更紗の萼片と対比して美しいので愛好家に重宝されている。
後ろに反り返って見えない舌を指先で平坦にして前面に大きく広く見せる技をはじめて知った。なるほどね。

これで、わが庵・幽石斎堂が馥郁とかぐわしい幽玄のかほりに充たされるだろう。


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すでに、このブログ原稿を綴っている身体のまわりを気品ある幽香が浮遊している。




今年は、世界中の香木を集めて、夏秋の時期に聞き比べをした。
沈香・白檀、銘木檜・屋久杉・和白檀(ムロノキ)、インカ帝国の神の木パロサント、カーリーメイプル、パドック、乳香、アフリカのビアンカ、紅木・紫檀・黒檀・花梨・・・
しかし、皆伐採された古木(死木)ばかりである。

やはり、この寒い時期に生命のかぎり馥郁とした芳香を漂わす寒蘭に敵うものはない。

人間とて同じこと、この終焉期になると我が命が一層愛おしくなる。
生きとし生けるもの、万物は死に体より力のかぎり躍動する動体が美しく、惹かれるものだ。

自然淘汰、自然の摂理だと納得しても、死ねば朽ちて自然に戻るだけである。


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寒蘭を満喫した一日の締めくくりは、かって教職を共にした後輩の新任校長と近くの焼肉園で、本音で語れる夕食会。およそ3年ぶりに積もる話とビールに酔いしれた。

ひさしぶりに、イシコロ老爺の子守をしていただき感謝に耐えない。




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