時事評論

若者や孫たちのニッポンはどうなるの?

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  孫たちのニッポン



 わたしは、これまで一貫して青少年の味方でありサポーターである。これからもそうしたい。

 理由は簡単だ。そうしなければ、日本の将来を担い、拓く若者が育たず、発展しないからである。
 デジタル化に乗じて、国内に仕事がなくなり、若者の優秀な頭脳、知的財産が海外に流失していくさまは見るに忍びない。

 デジタルについていけないアナログ老人が社会や組織を過去の因習に倣って牛耳ってきたせいでもある。

  加えて、最近鼻につくのはメディアの品格のない無責任な報道である。視聴率を上げるための実に下等極まりない。瞬時にして全世界に伝わるために、マフィアよりも恐れ莫大な金をふんだくる。しかも、報道の真実性と言えば各社異なり、公平さなどあったものではない。

 いつの時代も、老兵は黙して消えゆくのみだが、そんなアナログ老人ばかりではないことを、声を大にして叫んでいたい。この國の発展と繁栄に寄与してきたのは無名のアナログ老人集団だったのだから。

 文明が進むにつれて、高度情報化の中で、識別できないほど、過多の情報が、瞬時に飛び交う。ひとつの事件に対して、立場上の、あるいは、本音のコメントが寄せられる。人の数だけ正しいと信じる主張が可能な現代において、専門家でさえ解明できないことを、素人の一般人が、無数の情報の中から取捨選択して、その場で、即断即決していくことは至難の業である。

 資本主義の要諦は、厳しい生存競争の中で、より安価で機能的な商品の経済・流通を通して、人々の生活をゆたかにすることにある。そのゆたかな生活の基盤となる、利便性、効率性、利潤の追求などをめざした、文明の発達は、正の部分と負の部分を内包する「両刃の剣」ともいえる。使い方ひとつで、益にも害にもなる。使う人間の心の持ち方にかかってくる。

 いつの時代にも、文明の利器や悪用する人間はいる。それを極端におそれたり、使いこなせない世代の人間が、文明攻撃症候群に陥り、「昔はよかった。昔はこうではなかった。」を連発し、懐古的守旧論にのみ終始するのも、この国の発展にブレーキをかける要因となる。

 支配者の独走を赦さない、インターネット時代は、人間の一年周期が、犬猫の周期で推移する。ハイテク文明により、社会は、これまでの五倍から十倍の速度で変化する、ということである。 想像もつかないことだ。文明の功罪を論じる余裕もないだろう。

 ただ、歴史に興亡した国々の最大の遺訓、「地獄への道は、いつも豊かさと善意という玉砂利に敷きつめられている」(ミルトンの詩集『失楽園』)ことを忘れてはなるまい。



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 私の好きな青年へのエール、高村光太郎の詩を付記しておく。

 私は青年が好きだ。私の好きな青年は麦のように、踏まれるほど根を張って起きあがる。
  私の好きな青年は玉菜のように、露にあうほどいきいきとして、ましろく育つ。

  私は青年が好きだ。私の好きな青年は木曽の檜の柾目のように、まっすぐで、柔らかで、香りがよい。  
 私の好きな青年は鋼のバネのように、しなやかで強く弾みがよい。

 私は青年が好きだ。私の好きな青年は朝日の輝く山のように、晴れやかできれいで天につづく。
 私の好きな青年は燃え上がる焚き火のように、熱烈で新鮮でまわりを照らす。

 私は青年が好きだ。私の好きな青年は真正面から人を見て、まともにこの世の真理をまもる。
 私の好きな青年はみずみずしい愛情で、ひとりでに人世を楽しくさせる。




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